水三米酒の造り方~HOW TO SAKE~

第一工程~First Project~


蒸したお米に麹菌を加えて、2日ほど寝かすと、麹が出来上がります。 さらに、この麹に蒸し米、水、酵母を加え、
酵母を作ります。

第二工程~Second project~


酵母に麹、蒸し米、水を3回に分けて加えます。 これを「初添え」「中添え」「留添え」と言い、細菌の繁殖を防ぎ、
発酵を促進させます。
この発酵中の液体をもろみと呼びます。このもろみが出来上がるには20日間ほどかかります。

第三工程~Third Project~


もろみを絞り、酒と酒粕に分けます。 濾過後に火入れを行い、半年ほど貯蔵し、日本酒の完成です。

日本酒が完成すると~Shan Yu~


酒蔵の軒先に「杉玉」を飾ります。杉玉は、その名の通り杉の葉の穂先を材料にしています。
この杉玉は、日本酒の熟成と共に、色味が茶色く変化していき、秋のひやおろしの時期には、とても深いこげ茶色になっています。つまり、この杉玉の色の変化は、日本酒の熟成具合を物語っているのです。


杉玉緑 杉玉茶

水三米酒に使われているお米~Rice~

お米

地元、酒美市のお米に品種改良を重ねてできた酒米、水三米は酒米に
ふさわしい大きな粒と、心白の大きさが特徴です。
心白とは、お米の中心部にある白く不透明なでんぷん質の部分で、
この心白が大きいことで、よい麹が出来上がります。
この水三米からできた日本酒は、すっきりとした雑味の少ない味わいで、
口当たりの良いお酒に仕上がっています。

水三米酒に使われているお水~Water~

お水

地元、酒美味市の山のふもとの湧水は、美味水百選に選定されています。
すっきりとした味わいの軟水です。
軟水での日本造りは発酵が緩やかに進む為、発酵が停滞しない様に
高い技術が必要とされていて、
水三米酒蔵では徹底した温度管理の元、日本酒を造っています。